座禅体験

これまでずっと挑戦しようと思っていて、なかなかチャンスがなかった座禅をやっと体験できた。


そのお寺は、綱島駅から歩いてすぐの東照寺。

宗派は曹洞宗だ。
ちなみに、実家の宗派も同じ曹洞宗




座禅会は朝6時半から始まる。


家を出たのは5時台ということで、玄関を出ると外はまだ真っ暗だ!


6時半からの座禅会の前に、お経を読みあげる読経が行われる。

6時を少し過ぎてお寺に着くと、既に中から太鼓の音に合わせて、お経が聞こえてきた。

さすがに、この中にいきなり入るのは緊張する。。。


どうしたら良いか迷っていると、ちょうど一人の男性が入って行こうとしたので、初めてで座禅会に参加希望であることを伝えた。

その方はとても親切に対応してくれ、中まで案内してくださった。


中には10人以上の方が太鼓に合わせて読経している。


初参加にもかかわらず、最前列の座布団に座らせていただき見よう見まねで読経を初体験。
読むペースが早くてとてもついて行けません。。。


読経ご終わると、今度は座禅会の作法を一から丁寧に教えていただいた。

座禅会は、まず30分の座禅を行い一度立ち上がって部屋を一周して、また30分の座禅をする。


足を組んで畳に座るが、こちらのお寺ではお尻に丸いクッションのようなものを敷いて座るので、思ったよりすんなり座禅に入ることができた。


教えていただいたこととして、「呼吸」と「姿勢」を意識して整えること。

他にはあまり堅苦しい決め事はなく、初心者が参加しやすいようにはとする心遣いを感じる。


座禅が終わると、参加者にお粥が振舞われる。
無料なのにここまでしてもらえるとは感激だ。
心から感謝。


そして、寒いなか座禅を終えたあとにいただくお粥が本当においしい。

漬物と梅干、あとは塩をかけるだけと非常にシンプルではあるが、こんなにお粥を美味しいと感じたのは生まれて初めてだ。

それも、丼でたっぷり入っている。


最後はお茶で丼を綺麗にして、そのお茶もいただく。


お粥をいただくと最後に和尚さんから法話が行われる。
まずは、参加者からの質問を受け付け、それから政治や経済など最近のニュースなどにも触れてお話をされていた。


初めての経験で、あっという間に時間が過ぎて終了したのは8時半だった。


とても天気がよくて、鳥のさえずりを聞ききながら太陽を浴びる。

なんて清々しい気分なんだろう。




貴重な経験をさせていただいて本当に感謝だ。


そのあとの一日がとても長く有意義に過ごすことができた。